よく耳にするけど、「表題部と権利部」ってなに?

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表題部と権利部とは

不動産登記の登記記録は、表題部と権利部に分けられています

土地の登記記録にも、建物の登記記録にも、表題部と権利部があります。

表題部には、物理的な現状に関する情報が書かれており、

権利部には、その不動産についての権利についての情報が書かれています。

誰が所有者なのか?とか、誰が抵当権をもっているのか?などの情報が書かれています。

はじめのうちは、権利部の方がむずかしく感じるかもしれませんね。

はじめ
はじめ

登記のことで質問なんですが。

不動産登記の情報はどうして、表題部と権利部に分かれているんですか?

平松先輩
平松先輩

表題部には、土地や建物の目に見える情報を記載して、

権利部には、目に見えない情報を記載しているんだ。

区別した方がわかりやすいと思わないか?

はじめ
はじめ

たとえば、平松先輩が不動産だとすると、

表題部には、名前、住所、生年月日、身長とかでしょ。

権利部には、「あのお方」が所有してるかとか、

いくら銀行に借金があるかとかを記載しているわけですね。

たしかに、区別した方がわかりやすいですね!

平松先輩
平松先輩

うーん。。。分かりにくい「たとえ話」をするやつだな。。

表題部はいいが、権利部は違うだろ?

それより「あのお方」ってだれだよ!

おれはおれが所有しているに決まってるだろ!

はじめ
はじめ

ふふふふ。

平松先輩
平松先輩

えっ。なに?

なに?こわいんですけど。。

だれ?「あのお方」ってだれ?だれなんだよぅう!!

表題部と権利部について、もう少し詳しく

表題部について

表題部は、土地や建物のプロフィールのようなもので、

土地であれば、広さや種類、建物であれば、床面積や構造などが記載されています。

権利部の所有者などを書く基本となる情報なので、

表題部ができていなければ、権利部を作ることができません

例えば、新築建物の売買をする場合、はじめに表題部を作らなければ、

誰が所有者であるなどの権利の情報を記載することができないので、

建築会社や不動産屋は、表題部の登記を行う土地家屋調査士を急がせることが多々あります。

土地家屋調査士を急がせたところで、登記簿に記載をするのは法務局なんですが。。。

そのあたりを勘違いしている建築会社や不動産屋などは、けっこういますね。

また、建物が新築されたときや、建物を取り壊した場合などは、

1か月以内に、建物表題登記の申請や建物滅失登記を申請をしなければならないことに

なっています。

でも、実際の業務上では、そのルールは徹底されていないことが多く、

1か月以上経過して、申請する場合も多々ありますけどね。

表題部の登記申請のプロフェッショナルは、土地家屋調査士です。

権利部について

権利部には、表題部に記載のある不動産に対して、誰がどんな権利を持っているかを記載します。

はじめに、所有権保存の登記を行い、誰が所有しているのかを記載します。

それから、売買や相続などによって、所有者が変更したら所有権移転登記をします。

新築で建物を建てたり、家を買ったりするときには、銀行でローンを組むことが多いのですが、

そのときに、お金を貸してくれた銀行が、

抵当権という権利をその不動産に対してもつために、抵当権設定登記を行ったりします。

表題部の登記は、申請の義務がありますが、権利部の登記申請は義務ではありません

つまり、権利部の登記については、

権利を守りたければすればいいし、守らなくてもいいんであれば、登記しなくてもいいよ

というスタンスなのです。なんか上からですよね。。

でも、ぼくたちに、そんなことを愚痴っているひまはありません。

権利を守ってもらうために、権利部の登記申請はしましょう!必ずです。

ちなみに、権利部の登記申請のプロフェッショナルは、司法書士です。

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