瑕疵担保責任ってなに?契約書によくでてくる用語

不動産売買業務
瑕疵担保責任とは

瑕疵担保責任とは、瑕疵担保する責任ということになります。

瑕疵とは傷のことです。瑕疵について、詳しくはこちら

担保とは、将来に発生するかもしれない不利益を補うことを保証することです。

つまり、瑕疵担保責任とは、将来、瑕疵が発生した場合、それを保証する責任

ということになります。

責任を負う人は、もちろん売主になります。

はじめ
はじめ

先輩。

売買契約書に瑕疵担保責任の項目があるんですけど、

売主は、いつまで担保責任があるんですか?

平松先輩
平松先輩

とてもいい質問だね。

個人で売買する場合は、通常2か月か3か月が一般的だね。

売主は個人かい?

不動産会社が売主の場合は、2年以上にしなければダメだぞ。

はじめ
はじめ

売主は、ぼくです。

ぼくの住んでる「おんぼろアパート」を売ろうと思っているんですよ。

おんぼろだから、瑕疵がありそうで怖いんですよね。

大家さんには内緒ですよ。

平松先輩
平松先輩

それって。。。「えびす荘」のことだろ?

大家さんが所有してるから、お前のアパートじゃないだろ?

なに勝手に契約書つくってんだよ。。。

お前がいちばん怖いわ。。。

瑕疵担保責任とは

契約書に記載する期間は、通常どうするのか?

瑕疵担保責任の期間については、平松先輩が言っている通り、

個人売買であれば、売主が責任を負う期間は、

引き渡しから2ケ月間か3ケ月間が通常となります。

売主が不動産会社である場合は、2年以上を設定しなければなりません

そのため、不動産会社が売主の場合は、2年ちょうどを期間とする契約書を作成します。

売主側としては、責任を負う期間は短い方が、リスクが少なるので、短くしたいですからね。

はじめ
はじめ

なるべく短めでお願いします。

誰が、どこまでの範囲を保証する責任があるのか?

不動産を売却し、引き渡しをした後に、瑕疵が見つかった場合、

原則として、売主が瑕疵担保責任を負います

民法の規定では、売主は、無過失責任とされています。

無過失責任とは、売主に過失がなくても、責任を負わなければならないということです。

しかし、なんでもかんでも、売主の責任にされたら、売主はたまったものではありません。

そこで、瑕疵担保責任の対象は、隠れた瑕疵に限定されています。

隠れた瑕疵というのは、通常の注意をはらっても、発見できない瑕疵のことをいいます。

例えば、シロアリや雨漏りなどがあります。

一般の人は、シロアリが建物をむしばんでいるなど、気づきようがないですよね。

雨漏りも同じです。大雨が降って初めて気づく場合も多々ありますから。

はじめ
はじめ

売る側も知らない場合だってあるよね。

もし隠れた瑕疵があったらどうなるの?

買主は、売主に対して、損害賠償の請求をすることができます。

さらに、その瑕疵があることにより、契約の目的を達することができない場合は、

契約の解除をすることもできます。

ちなみに、責任を追及することができる期間は、

瑕疵を発見した日から1年以内とされています。

瑕疵を見つけたら、なるべく早めに連絡をとるようにしましょう。

なにごとも、後回しにしすぎると、泣き寝入りをすることになりますよ。

はじめ
はじめ

夏休みの宿題も、ギリギリにならないとしなかったからなぁ。

そういうくせを直さないとね。

新民法での瑕疵担保責任

民法改正にともない、瑕疵担保責任の概念が廃止される方針です。

言葉が難しすぎますよね。

新民法では、瑕疵担保責任の代わりに、契約不適合責任になります。

内容的には、買主保護を重視されており、売主の責任が重たくなると思われます。

契約書の取り扱いを今まで以上に注意しなければならなくなります。

売主側は、傷についてではなく、不適合に責任をとらなければならなくなるということです。

何十年と同じ契約書を使いまわしていた不動産屋さんも多いと思いますが、

新民法になった後の契約書には、本当に注意をしてください。

想定していない被害を受ける可能性があります。十分に注意しましょう。

はじめ
はじめ

ひぇぇ。。難しそう。。

平松先輩にお任せしておこう。

平松先輩
平松先輩

なんでもかんでも、人任せはよくないぞ。

新民法についても、自分で学ぶ努力をしろ!!

コメント

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