アパートの賃借人が、無断で又貸しをしたらどうなるの?

不動産賃貸業務
賃借権の譲渡(じょうと)、転貸(てんたい)

賃借権(アパートを借りることができる権利)を、誰かに譲ったり

賃借権を転貸(借りたものを貸すこと)する場合、

原則として、貸主の承諾が必要です。当然ですよね。

もし無断で、そういうことをした場合、貸主は、契約を解除することができます

解除することができるのであって、しなければならないわけではありません

はじめ
はじめ

ふっふっふ。

この「おんぼろアパート」の僕の部屋を、

誰かに貸して、お金もうけしちゃる。へっへっへ。

平松先輩
平松先輩

はじめ!それは、賃借権の転貸になるから、

大家さんの承諾を得なければいけないぞ!

無断で誰かに貸したら、契約を解除されてしまうぞ!

はじめ
はじめ

大丈夫ですよ、先輩。

心配しなくても、だれも借りてくれませんから。

ワンルームなのに、にわとりが二羽もいるんですよ。

しかも、ぼく卓球台の上で寝てるんですから。

ちょっと悪いこと言ってみたかっただけです。。。グスン。。

平松先輩
平松先輩

そうか。なんかごめんな。。

でも、なんでワンルームに卓球台置いてんだよ。。

誰に貸しても契約を解除されてしまうの?

例えば、旅行で数日留守にするから、その間、

自分のこどもに部屋を貸した場合でも解除されてしまうのであれば、厳しすぎますよね。

このように、背信的行為と認めるに足りない特段の事情がある場合は、解除できません

背信的というのは、信用を失わせ、約束に背く行いをすることです。

約束を破って、自分の利益のために、約束した相手を傷つけるなど許されませんよね。

武士道に反するというものです。

そういう背信的行為でなければ、無断で又貸ししていたとしても、許されるということです。

まあ、常識の範囲内でってことですね。

常識の範囲外のことをしてしまうと、人間関係も破綻してしまうので注意です!

こうこう
こうこう

理由があって、家族に貸している場合は、背信的ではないよね。

常識を理解しておけば、たいていは問題ないよ。

契約の解除だけ?それ以外になにか罰はあるの?

貸主は、借主に無断で、しかも背信的に又貸しをされた場合、

契約書に「又貸しの禁止」などの文言がなかった場合でも、

契約を解除し、退去させることができます

また、約束違反で、違約金(いやくきん)を請求することもできます。

なので、安易な気持ちで、又貸しをするのは、絶対にやめましょう!!

はじめ
はじめ

違約金かぁ。。

無断で又貸しは、まずいな。。

大家さん
大家さん

はじめさん。まさかとは思うけど。

「又貸し」なんてしてないわよね?

はじめ
はじめ

ふふっ。大家さん。

こんなおんぼろアパートを誰が借りてくれるんですか?

笑わせないでくださいよ。ふふふっ。

大家さん
大家さん

だれがおんぼろアパートじゃい!!

貸主は、転借人に賃料を請求できるの?

貸主の承諾を得て、転貸した場合、その借主のことを転借人(てんしゃくにん)といいます。

貸主 ⇒ 借主 ⇒ 転借人

通常、貸主が転借人に直接家賃を請求することはありませんが、

もし、直接賃料を請求する場合は、

貸主が借主へ貸した時の賃借料と、借主が転借人に貸した時の転借料安い方を請求できます

サブリースのように一般的な転貸であれば、転借料の方が高くなりますが、

企業が社宅として従業員に貸し出す場合などは、転借料の方が安くなっているものです。

どちらの場合でも、貸主が直接、転借人から賃料を請求する場合

安い方です。そういった意味では、転借人は法律的に守られているわけですね。

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